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Q&A住まいのQ&A


住まいのQ&Aでは、当設計事務所で家づくりをする際の疑問点をまとめております。
また、住まいにまつわること、建築設計全般の疑問などござましたら
ご質問をお受けしております。

知りたい


質問 1

住宅の改築・リフォームを考えています。相談したいのですがどうすればいいですか。
また、相談の費用はかかるのでしょうか。

答 え

電話・FAX・メールにてご都合のよい日時を何日かお知らせください。基本的に最初は事務所での打合せになりますが、ご自宅や建てようとしている敷地でもかまいません。相談時の費用はかかりません。

質問 2

設計料はどのくらいですか?

答 え

木造戸建住宅の場合は、総工事費の10%~15%で、住宅の難易度や諸条件によりご相談の上、決定しております。

また、構造計算が必要な鉄筋コンクリート造、鉄骨造、木造3階建ての場合は、
別途、構造計算料が加算されます。目安は、設計料の15%です。

こちらにも詳しく掲載しておりますのでご参考にしてみてください。

質問 3

建築の際の基本的な坪単価は?

答 え

木造で坪60万~85万、鉄骨で、坪70万~95万、RC造で坪85万~125万程度を目安としております。若いご夫婦でこれから子育ての場合、ローコストで、空間だけぜいたくに広く欲しいというお客様や、中高年のご夫婦で住まいの広さより、狭くても設備や、仕様を充実したいという方など、ケースによって、坪単価も様々ですのでお気軽にご相談下さい。

質問 4

設計をお願いしてから工事完了まで、どのくらいの期間が必要ですか。

答 え

まず設計のご依頼から、工事完了までの期間ですが、一番大切なのは、納得のいく平面計画がしっかり出来るまでの時間を惜しんではならないということです。短い方は、2ヶ月前後で決まる場合もありますし、半年以上もかかるケースもあります。私たちも、どんな間取りが良いのか、様々な提案をしながら、あなたの家族が過ごす世界でただひとつの平面計画を練り上げていきます。工事が始まってしまえば、木造建築で40坪前後の建坪なら外構工事まで含めて、4.5ヶ月~5ヶ月ほどでしょうか。非木造の場合プラス1ヶ月。設計図が出来上がって、見積の予算調整の期間もありますので、ご依頼から完成まで、1年間を目安にした方が良いと思います。

質問 5

敷地を取得するところから相談にのってもらえますか。

答 え

サポートしております。同じ土地の面積でも、道路や方位・建築例などによって、法的制約があるため、建てられる規模や高さも異なります。また回りの住環境によって、将来どう変わるかは、なかなか一般の方は、読み切れないものです。どうぞお気軽にご連絡下さい。また、別サイト「建築家と一緒に宅地を探しに行こう!」でも詳しく解説しております。

質問 6

地方でも設計はお願いできますか。

答 え

全く問題はありません。電話・FAX・電子メールなどで東京も、地方も十分対応できます。交通費など若干多くかかりますが、打合せ回数も、東京で設計する場合と変わりません。個人的には、地方の文化や風俗など、学ぶことが多いので、山形出身の私としては少しも苦にはなりませんので気軽にお声をかけて下さい。なお、事情により、平面プランだけというご依頼も受けております。

質問 7

設計を依頼したいのですが。

答 え

ありがとうございます。このご縁と出会いを大切にしたいと思います。平日の月~金 10:00~18:00まででしたら、設計事務所へ電話(03-3348-2808)でお問い合わせいただけますし、E-mail、メールフォームでは24時間受付をしておりますので、まずはお気軽にご連絡下さい。


聞いてみたい


質問 8

高気密・高断熱・外断熱の考え方

答 え

最近、高気密、高断熱や外断熱が実現すれば良い家のように思っている方が多く見受けられます。高気密・高断熱にするために、部屋の開口部を小さく、密閉性の高い住まいにして後は機械で換気をするということは、本末転倒の考え方だといえます。むしろ、不健康な家づくりといってもいいでしょう。高気密・高断熱は、家づくりにとって、必要条件のひとつであり、必要十分条件ではないのです。本来は、しっかり気密、断熱しながら、思い切り外に開放し、自然の風が住まいの隅々まで吹き抜け、季節の匂いや、太陽の光があふれる住まいづくりこそ、日本の気候にあった家といえるでしょう。 こちらの「省エネルギー住宅」への道では、高気密、高断熱をうまく取り入れながら、エコ住宅、健康住宅を快適に過ごせる住まいづくりのコラムも順次掲載していきます。

質問 9

耐震について、どうのように備えていますか。

答 え

耐震のためだけに、鉄骨や鉄筋コンクリート造にするのは、賢明ではありません。木造であっても、基礎・柱・壁などの構造のバランスを考え、耐力を増す工法であれば、むしろ鉄骨増より地震に強く、かつ居心地の良い住まいを建てることは十分可能です。

質問 10

シックハウス症候群への対策は?

答 え

自然の素材を使うようにしています。自然の素材は、燃やせば灰になり、放置すれば、自然に大地の上に戻ります。しかし、ビニールクロスや塩化ビニールや、プラスチックなど使用された材料は、室内の化学物質濃度を高め、燃やせば、有毒ガスを発生させ、放置すれば永久に、産業廃棄物として残っていきます。自然素材は、体にも地球にも優しく、年数が経るごとに、味も風合いもでてきて飽きることがありません。

質問 11

加齢対応仕様(バリアフリー)についての対応は?

答 え

人間は誰でも平等に年を重ね、高齢化していきます。高齢者にやさしい住まいは若い人にも住みやすい住宅であるはずです。はじめに全てをバリアフリーにしなくてもバリアフリーを想定した下地をつくっておき、加齢に合わせて、対応出来る設計をしておくことが大切です。家族が、車椅子になった時、一人で便所に行ける、キッチンでも回転できる、足が悪くなった時、歩行訓練も出来る、動きやすい間取りを含め、配慮しておくのが、プロだと考えています。

質問 12

小さなリフォームでも引き受けてもらえますか。

答 え

まったく問題はありません。私共は、リフォームでも新築注文住宅と全く同じスタンスで取り組んでいます。リビングダイニングを広くしたい、キッチンを使いやすく明るくしたい、そんな家全体から見れば、小さなリフォームでも、工夫をし、しっかり取り組めば、家族の絆は間違いなく高まります。リフォームというと住んでいる家族が、一番分ると思い簡単に考えがちですが、リフォームは、新築より難しいと私は思っていますリフォームの範囲が広く、リフォームするか、建替えにするか、判断がつきかねている場合はぜひご相談下さい。工事金額の問題ばかりでなく、家族の歴史や、今後のライフサイクルの問題など考えなくてはならない重要なことがたくさんあるのです。また、リフォーム専用のサイトでも詳しく解説しております。


こどもの間取り


質問 13

住宅は一生に一度の買い物と言えますが、住まい選びの条件はどのようなものが考えられますか?

答 え

統計によりますと、住まいを作ったり購入したりする動機の第一位は、「子供のため」つまり「子供に勉強部屋を与えたい」ということなんです。また、本当はもっと広い部屋に住みたいと思っていながら、会社や駅に近いとか、資産価値としての住まいや、部屋数などを優先させて狭くてもその間取りに自分たちの生活を合わせてしまっています。その結果、狭さや物の多さにストレスを抱えてしまっています。そういったことに左右されないで、自分の家族が“どんな暮らしをしたいのか”を住まい選びの第一に考える事が大切だと思います。

質問 14

「子供部屋」はいつから与え、どのように使わせるべきでしょうか?

答 え

年齢的にいつから与えるべきという事はないと思います。子供は同じ年齢でも、精神的な成長の度合いがそれぞれ違うわけです。本来は、親が常に子供の精神的な成長を見極めながらどんな子供部屋がいいかを考えて与えることが正しいでしょう。日本の子供部屋は、仮に小学高学年で与えると大学卒業まで同じ部屋ですが、本来そんなことはありえなく、子供の成長によって部屋の形状も本来変わってしかるべきでしょう。一般的に現代の親は子供部屋を与えると安心して、子供部屋のフォローをしなくなる傾向にあります。与えてからも常に見ていく事が大切です。

質問 15

将来のリフォームを視野に入れて、家づくりを行うことも上手な住まいづくりと言えますか?

答 え

そうですね。これまで目先の事だけや、場当たり的に部屋数のことだけを視野に入れて、家を作ったり購入する事が多くて、後で後悔される方が多いんですね。ぜひ考えて欲しい事は、子供の為や部屋数の確保のための家づくりではなく、家族の成長と共に住まいも成長するという当たり前のことを考えて家づくりをしてもらいたいと思います。

質問 16

子供に「子供部屋」与える親が多いですが、いつ頃から増え始めたのですか?

答 え

日本の高度成長が始まるころ、1955年の前半、昭和30年代の初め頃でしょうか。学歴社会の到来と言われ、受験戦争などという言葉が生まれ受験を勝ち抜くためには、環境のいい一人部屋を子供に与えるということが、一つのブームになり親のステータスでもあった訳です。

質問 17

独立した子供部屋では親の目も届きませんが、「ひきこもり」や「不登校」など、子供部屋と関係している部分もあるのですか?

答 え

「住宅問題は家族問題」とよく言われます。子供部屋が「ひきこもり」や「不登校」に直接結びつくというよりは、子供が0才乳幼児期、思春期における親の接し方に一番原因の多くがあります。共通しているには、間違いなく「家族のコミニケーションの不足」。子供がいつ学校から帰ってきたか、いつ出ていったか分からない密室化した子供部屋は、どうしても子供の気配や親とにコミニケーションが薄くなってしまいます。子供の変化に親が気がつかなくて、結果として手遅れになって「ひきこもり」や「不登校」に繋がってしまうということはあると思います。

質問 18

「理想の子供部屋」とは、どのような部屋でしょうか?

答 え

「理想の子供部屋はありませんか」とよく講演で質問されますが、どの子供にも共通した子供部屋は、残念ながらありません。よく子供の「自立」と「勉強」のために子供部屋は必要と言いますが、近年の脳科学や精神医学の目覚しい発展によって解明された事は、自立に必要な「人間性、社会性、コミニケーション能力」は、個室では育たないという事が言われています。むしろ、0才~3才といった乳幼児から親と一緒の豊かなコミニケーションの中で育つ事によって、自立も勉強もできると言う事なんですね。つまり理想の子育て環境は、私の著書にも書いておりますが、子供部屋は2帖か3帖の寝るスペースだけを確保し、後は家族団欒のスペースの中で子育ても、遊びも、勉強もできるように工夫する事が大切だと思います。

質問 19

子供が成長し、独立するケースも多いですが、家族の変化に柔軟に対応できる間取りの工夫をどのようにすればいいですか?

答 え

日本人は家族の成長に合わせて家をリフォームすると言う事が非常に苦手なんですね。住まいの「重心」というか「核」は、リビングルームですから、リビングルームを中心にして子供部屋を配置し、限りなく一室空間にしておくことが家族の変化にも柔軟に対応出来るポイントだと思います。今の住まいのように壁が多く廊下で個室が繋がっている、いわゆるホテルタイプの間取りではなく、“どこにいても家族の気配が分かる”と言う事が家づくりのキーワードでしょう。

質問 20

戸建てに比べて、マンションは間取りの自由度が少ないように思えますが何か工夫はありますか?

答 え

マンションはご存知のようにコンクリートの壁に囲まれ、玄関や開口部、キッチン、浴室などの給排水スペースがほぼ固定されておりますから、それだけでも一戸建住宅より自由度が少ないわけです。それでも工夫によって様々な可能性が生まれてきます。たとえば部屋と部屋の間仕切りは多くは木造ですから、壁の一部を取り外して用途を変えたり、リビングの空間と一緒にするとか、ドアをやめ引き戸にし家族の気配が分かるようにするとか、家具の配置の工夫を含め、自由度は広がってきます。大切なのは家族でいつも住まいの過ごし方を考えていることが大事なのではないでしょうか。

質問 21

間取りの工夫で、家族のコミニケーションがうまくいった「成功例」があれば教えてください。

答 え

いままで2階の子供部屋へは、玄関から直接出入りでき、子供の気配が全く分からなかったのですが、リフォームでこれまでの階段をやめて、リビングルームの中に螺旋階段を設置し、必ずリビングを通って2階の子供部屋へ行けるようにしたんです。つまり、リビングルームを家族の交差点のようにしたわけです。その結果、子供との会話も見違えるように増え、子供が団欒の場にいる時間も増えたと言う事です。また、引きこもりがちのおばあちゃんの部屋をリフォームで、リビングルームの隣にしたら生き生きとし、全てに積極的になりました。住まいの間取りや空間は、人間の精神や行動に大きく影響を及ぼすと言った事に、気がついてほしいと思います。

質問 22

間取りを考えるうえで、優先順位を決める必要がありますが、何かアドバイスはありますか?

答 え

設計の打合せでは、リビングルームやシステムキッチン、子供部屋などが話題の中心になりがちですが、そのリビングルームもお客様のためのリビングと言う意識が強いんですね。そしてテレビが団欒の主役になっています。自分の家族にとってどんなリビングルームがいいかを考え、リビングを中心に夫婦の寝室、子供のコーナーと、どう生活動線をつなげていくかと言う事が大切だと思います。父親の居場所、母親の居場所づくりにも配慮してください。



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