小さくても豊かな狭小住宅
狭小住宅・極小住宅について
私のブログのコラムの中で最もアクセス数が多いのが 極小住宅 です。
これまで数回ほどしか掲載していないのに、関心の高さに驚かせられます。
私の事務所は特に極小住宅が多いわけではありませんが、それでも問い合わせや相談が多くなりました。
年代も若い方ばかりではありません。 50代や定年退職し、夫婦二人で過ごす為にあえて狭小住宅 を希望される方も多いのです。なかにはこちらが心配してしまうような例や、不動産の知識が無い為、業者に振り回されていたり、様々です。
極小住宅の人気は、近年の都心回帰現象とも連動していますが、それだけではないようです。
- ・小さくても自分のライフスタイルにあった暮らしをしたい。
- ・ハウスメーカーやマンションのようにありきたりの家に住みたくない。
- ・世界でひとつだけの、家族の住まいをつくりたい。
- ・都心に住んで便利さや快適性、そして自分の時間を持ちたい。
- ・夫婦で過ごす終の棲家を、狭小住宅 に求めるケース。
極小住宅を求める動機はいろいろですが、極小住宅ゆえの難しさや失敗も伴ない、全ての方が成功するわけではありません。
これまで私の事務所で狭小住宅の設計を手がけたケースで、マンションの購入価格程度で実現し、暮らしを楽しんでいる方もたくさんおられます。
地球環境を守ると言う意味からも、必要最小限の仕様と目的を持った「小さな家」というか極小、狭小住宅が、これからの時代に本当に贅沢な住まいになるように思います。
商品化住宅での家づくりや、マンションを購入するより、同じ価格程度で実現できるオーダーメイドの豊かな一軒家を手に入れてみませんか。
ブログ『建築家のスケッチブック』の「極小住宅をつくる」カテゴリーでは、具体的な実例もあげながら、狭小、極小住宅の連載も行っております。
興味のある方は是非のぞいて見てください。