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「省エネルギー住宅」への道 第1回目
「省エネルギー住宅」への実現
「省エネ住宅」の実現には住まいを高気密化し、断熱材によって断熱化を高めることが必然でもあります。
しかし、昨今の「省エネ住宅」の方向はどうもそんな素材や設備だけに頼っていたずらに数字や工事金額に振り回されているような気がします。
前回の「連載を始めるにあたって」でも触れましたが断熱化を高める素材はもちろん大切ですが、住まいに光や風など自然の恵みを上手に利用することによって「省エネ住宅」をさらに高められるという視点が欠けているようです。
かっての日本の住まいには厳しい気候条件でも心地よく暮らせるようにいくつもの工夫が盛り込まれていました。
戦後の経済効率や間取りも個室を中心に合理性を優先させるようにかっての知恵は古臭いものとされていました。
しかしエコが注目され、京都の町屋や民家に再びその価値が見直されるようになっています。
そこでコラムの最初は「日本の建築のよさを今に生かす」ということから始めたいと思います。
先人の知恵をうまく現代の家に取り入れることによって大きく「省エネ住宅」 の実現に近づくことが出来ると思うからです。
連載コラム「省エネルギー住宅」への道では、本当の意味での快適な「省エネ住宅」について下記の予定で更新して行きます。(順不同の場合あり)
- 庇(ひさし)
- 自然の素材
- 風と光を呼ぶ「中庭、坪庭」
- 屋上庭園、屋根に草を植える
- 「間取り」と風通し
- ロフトと越屋根
- 自然の恵みを利用する
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